ありがとうの気持ちを伝える「サンキューハザード」の始まり
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ありがとうの気持ちを伝える「サンキューハザード」の始まり

現在、新型コロナウイルスと最前線で闘ってくれている方たちの中に、「医療関係者」の方々がいらっしゃいます。その理療関係者の方に感謝と敬意を表したライトアップの輪が、全国各地広がっています。東京都のレインボーブリッジ、東京スカイツリー、横浜のベイブリッジ、神戸の街全体、兵庫県と大阪府にかかる新猪名川大橋(通称ビッグハープ)、大阪天守閣、各地の発電所等々…挙げきれないほどの場所が青い光で包まれており、その取り組みも含め、心から感謝の気持ちが沸き上がっ てくるものです。こういった感謝の気持ちは、相手にすぐに伝えることが、とても良いものなのだなと考えさせられます。

車社会の中にも、いつからか広がった「感謝の気持ち」を伝える行動がありますね。例えば、道路の合流地帯で本線に入っていったとき、ハザードランプの点滅で、うしろの車にハザードランプで感謝の気持ちを表したことはありませんか?
この 「サンキューハザード」と呼ばれる行動は、教習所では教えてくれませんし、決まったルールでもないのですが、クルマを運転する人の間ではマナーとして使われる方が多い行為です。

本来、ハザード(hazard)」は、英語で「危険」という意味。正式名称は「非常点滅表示灯」といい、周囲に危険をアピールするためにつけられた装置です。「ありがとう」の意味でハザードランプを使われるようになったのは 1980年代から。トラックドライバー同士が、高速道路上で合図や挨拶の代わりに使っていたことが始まりという説があります。

高速道路の走行中に前方のトラックに追いついたとき、そのトラックの前に出たいという車線変更の意思表示に対し、追い越 される側のトラックが前照灯を一瞬消してスモールモードにして「前に入ってもいいよ」と合図を送っていました。前に入った車が 「ありがとう」とハザード点灯で挨拶する、というのが一般的にも広まったようです。

海外では見られませんので、 日本の文化とも言えるでしょう。ただし、サンキューハザードはあくまでルールではなく、慣習的なもの。サンキューハザードがないからといってルール違反でも、気分を悪くするものではありません。また、本来は非常事態のお知らせ用ランプ。サンキューハザードだと思いこんで、前の車の非常事態を見落とさないようにしましょうね。

また、むやみなハザード点灯は違反行為やトラブルのもとになることもあります。サンキューハザードを使うときは2、3回の点滅に留め、周囲に誤解を与えないように気をつけることも、マナーとして一緒に携帯したいですね。

とはいえ、感謝の気持ちを感謝をすぐに相手に伝えることは、とても気持ちよいものですね。
今、このコラムを見て下さっている皆様に支えられていることを実感し、感謝の念が絶えません。いつもありがとうございます。