クルマの未来のカタチ「C・A・S・E」とは
こんにちは!オートパル駒ヶ根店の宮下 豊です。
今回のブログは、自動車の未来のカタチについて深掘りしていきたいと思います!
脱炭素化に向けた取り組み、着々と
近年、EV(電気自動車)が話題になっています。
「トヨタは2030年までにBEV(バッテリーEV)350万台を生産し販売する。」
「SONYが自社でEVを作る」など、2021年後半から多くのEVに関する話題が登場しています。
またこの先、電動車であればよいのか、電気自動車でなければならないのか等、様々な話が交錯しています。
2022年5月にはトヨタがスバルと共同開発した法人用BEVのbZ4X(スバル ソルテラは個人用)、日産からはサクラ、三菱からはek XEVと各メーカーからEV車が既に販売を開始しています。
これから次々と量産型のEV車が発売され、脱炭素化に向けての取り組みは進んでいくと思います。
そして今回のブログのタイトルにもなっている「クルマのカタチ」、これも今後は大きく変化していくと思うんですよね。
では具体的にどのように変わっていくのでしょう?
クルマを一変させる「CASE」
ドイツの自動車メーカーのメルセデスベンツの会長は、これからのクルマのカタチは「C・A・S・E(ケース)」という今までの自動車の在り方や概念を変える革新的なプランになると発言しています。
この「C・A・S・E」とは、次の4つの言語の頭文字をつなげた造語です。
- C(Connected:コネクテッド)
- A(Autonomous:自動運転)
- S(Shared&Services:所有から共有へ)
- E(Electric:電気自動車)
さて、この4つのキーワードをもう少し詳しく説明します。
C(コネクテッド)
コネクテッドとは自動車に搭載されたナビなどの通信機器やセンサーで、車や周辺の状況、道路状況など取得したデータをインターネットを介して活用していくものです。すでに実用化されています。
A(自動運転)
1~5まである自動運転レベルですが、国内では今レベル3まで到達しています。
S(所有から共有へ)
日本では2020年3月に実施した調査によると、カーシェアリングの車両台数は40,290台で、会員数は204万6581人だそうです。
車が所有するものから共有するものへと変化するとともに「移動する為のツール」として捉えられるよう変わってきました。
E(電気自動車)
電気自動車はガソリン車に比べ制御のしやすさから、コネクテッドや自動運転技術と相性がいいと言われています。
100年に一度の大改革時代
1980年代にはエンジンの電子制御システムが普及し、バンパーはそれまで主流だった鉄製から樹脂製に変わりました。
1990年代には、今や当たり前になりつつあるエアバッグやABSなどの安全装置が普及し始めました。
そして2000年代に入りエコカーブームが起こります。量産ハイブリッド車のプリウスが世界的に人気となりました。
2010年代になると衝突被害軽減ブレーキやソナーなどの予防安全装置が次々と搭載されるなど、クルマは年代ごとに大きな変化を遂げてきました。
そして今新たなステージへと変化しようとしているクルマ、生み出す価値観はこれまでのものとは全く異なる、まさに大改革時代の到来と言えそうです。
「C・A・S・E」の技術によるクルマの未来のカタチは、もしかすると「抵抗がある」「受け入れがたい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、誰もが安心してクルマを運転でき、交通事故のない明るい社会が目の前にやってくるのかもしれないのです。
そんな未来が私はとても楽しみです。