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オートパルにしか売ってない「JAサンバー」ってどんなクルマ!?

2023年01月10日

こんにちは。カーリンク伊那上牧店の瀬戸です。
今年もスタッフブログをよろしくお願いいたします。

さて、新車を取り扱っているのは、全国のディーラーさんや、一般自動車販売店などがありますね。国内外の好きなメーカーから、車種・グレードやカラー・オプションなどが自由に選べる、とまあごく当たり前の事なんですが、実はその新車の中には、オートパルにしか売ってないクルマというのが存在するのです。

車体に緑色のJAマークがついた軽トラを見たことはありませんか?じつはあれなんです。JAオリジナルカーのJAサンバーという軽トラックです。

オリジナルというけれど、JAサンバーって実際どんなクルマなんでしょう・・・?
ということで、今回はこの「JAサンバー」について少しご紹介したいと思います。

圃場の声に応え続けて

軽トラック初の4WDをスバルが発売した翌年の昭和56年4月、「営農サンバー」が登場。日本各地の農協で販売が開始されました。この初代営農サンバー、日常的に悪路や急こう配での走行を強いられる長野県では待望の4WDという事で、爆発的ヒットとなったようです。

初代営農サンバー
初代営農サンバー(K78型、550cc)。

軽トラックで唯一リアエンジンのレイアウトであるサンバーは、空荷の状態でも悪路や坂道での踏ん張りが良く、高い人気を維持、その後昭和57年・平成2年・平成11年とモデルチェンジを重ねます。

モデルごとに改良が加わる

サンバー各モデル
左から昭和63年、平成2年、9年、15年のカタログ。
「JA」という新愛称が出来た平成4年に、「JAサンバー」に改名。

農家の要望に応えた改良ポイントは、荷台の歩み版(アルミブリッジ)対応型アオリ・ゲートチェーン(途中からは格納式に改良)、折り畳み式鳥居ストッパー、ブロックタイヤ、座席やサスペンションなど、様々な個所が農作業に特化した仕様に。
また、モデルチェンジごとに改良を重ね、独自モデルとして進化していきます。

ちなみにサンバーのもう一つの独自仕様モデルとして赤帽サンバーも有名ですが、こちらは主にエンジン関係が特別に強化された仕様でした。

JAサンバー荷台周り
荷台周りやタイヤなどの各所が独自仕様となる。

しかしその後、スバルは軽自動車生産から撤退を発表。そして平成24年にはサンバーの生産もついに終了となってしまいました。

以降はダイハツからハイゼットのOEM供給をうけ「サンバー」として発売することが決まったものの、リアエンジンの従来型を熱望するお客様が多く、最終型の注文は駆け込み的に一時集中。そして生産終了後もしばらくは従来型の中古車価格が高騰するという状況が続きました。

そして現在は

諸般の事情により現在、JAが自動車販売をしている県は減っていますが、長野県JAでは、JAサンバーの取り扱いを今も継続しています。農家の方には必需品の軽トラックをいち早くお届けするため、常に即納可能な体制を整えて対応しています。

JAオート長野 即納体制
県内JAサンバー取扱い本拠地のJAオート長野。
余裕ある在庫数にて即納体制を備える。
JAハイゼット
都道府県によりJA仕様車に違いが。おとなり新潟県に存在する「JAハイゼット」。
(出典:http://www.ja-tainai.or.jp/nouki/syaryo.html

最後に

JAサンバーについて、「農家じゃないと買えないの?」というご質問を頂く事がありますが、答えは「いいえ」です。どなたでもご購入いただけますよ!オートパル上伊那各店にお越しください\(^o^)/

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