
下取り車のゆくえ
こんにちは。カーリンク伊那上牧店の瀬戸です。
販売担当の主な業務の中に「お客様への納車」があります。
お客様にとっては新しい車が我が家にやってくるワクワクの瞬間であると同時に、乗り換えの場合は今までの愛車とのお別れの時でもあるんですよね。
長年自分や自分の大切な人を乗せていろんな場所へとガンバってくれた愛車ですから、手放すとなるとやはりその後の行方というのは気になるところですよね。実際ご質問いただくことも多いです。
そこで今回は、愛車を下取りや買取に出した後のゆくえについて書きたいと思います。

オートパル上伊那では、下取りや買取させて頂いた車のその後は、大きく3つのパターンに分けられます。
パターン1 店頭で販売
オートパル上伊那の各店舗は自店舗に中古車展示場を持っています。
上伊那地域で需要が見込まれる車は、「よし、これなら店頭で売れそう!」と店舗展示の判断がされます。
例えば、軽乗用車や軽トラック、ファミリー層向けのクルマがこれに当たり、状態などが基準を満たしている必要があります。
店頭での販売成立となれば、再び次のオーナーのもとで活躍することになります。たまたま前方を走っているクルマが元愛車、なんて場面に遭遇するかも…。
パターン2 市場に流通
簡単に言うとパターン1に当てはまらないクルマがたどる進路となります。また、一旦は店頭に展示したものの一定期間売れなかった場合も該当します。
市場への流通はオートオークションを含めた業者間取引による販売です。
その後の行方は国内全土にとどまらず、各国でも日本車は人気がありますので、輸出されるクルマも近年多くなっています。

他にもたくさんの国に様々な日本車が輸出される。(出典:ユーストカードットコム)
パターン3 リサイクル業者に回る
特に傷みの激しいクルマや、需要の無い低年式車など、下取り査定0円のクルマの多くがたどる進路が解体です。
部品として再使用できる物が中古部品として出回ることもあるので、それらがどこかで誰かの役に立っているかもしれません。
以上、簡単でしたが下取車の行方についてのお話でした。
納車の日にお客様から、愛車との最後の思い出にと記念撮影を頼まれることが、今までに何回かありました。
他にも、手元から離れていく愛車に向け「今までありがとね」と声を掛けたり、深々と一礼をされるお客様もいらっしゃいました。そんな場面に遭遇しますと、こちらまでなんだか胸がじーんときてしまいます。
「物」であるクルマに対しても感謝の気持ちを示す、そんな心を持てるってすごく素敵なことですね。