ETCの2022年問題と2030年問題
こんにちは。カーリンク伊那上牧店の瀬戸です。
料金所をノンストップで通過できるETCは、とても便利ですよね。
今から20年前の2001年にETCが全国展開され、その後2009年にはNEXCO地方路線での休日上限1,000円という大胆な割引制度導入により、爆発的に普及が進んだのを覚えている方も多いと思います。
さて、今や当たり前となったETCですが、一部の車載器が来年2022年に使用できなくなる!?という話題をご存知ですか?
今回はETCの2022年問題、さらにその先の2030年問題について取り上げたいと思います。
来年に迫った2022年問題とは
大まかですが、2001年から2002年に発売され、かつ旧規格で製造されたごく一部のETC車載器がこれに該当するようです。電波法の一部改正の影響ということなので、 該当している場合は、2022年12月以降は、法律上使用NGということになりますので(バー開閉などの動作自体が出来なくなる訳ではない)、注意が必要です。
2022年問題より重大!?2030年問題とは
さて、2022年問題よりも多くのETC車載器が使えなくなる可能性があるのがこの2030年問題と言われています。
2022年問題は電波法改正の影響でしたが、2030年問題はセキュリティ規格変更の影響となります。影響を受けてしまう旧セキュリティ規格のETC車載器の見分け方をご紹介します。
①19ケタの車載器管理番号をチェック
取扱説明書や保証書に記載されている19ケタの車載器管理番号をチェック。
車載器管理番号の最初の数字が「1」なら新規格で、最初の数字が「0」なら旧規格。
②ETCのロゴの下をチェック
取扱説明書などがなく、車載器管理番号がパッと見で確認できない場合はETC車載器に書かれているETCのロゴ部分をチェック。
ETCロゴ部分の下に「●●●」のマークがあれば新規格、なければ旧規格。
③ETC2.0はカード挿入口付近をチェック
取扱説明書などがなく、車載器管理番号がパッと見で確認できない場合で、ロゴ部分がETC2.0となっているものは、カード挿入口付近をチェック。
カード挿入口近くに「■」マークが印字されているものは旧規格でマークがないものが新規格。
2030年はまだまだ先ですが、ぜひ一度、お使いのETC車載器が2030年以後も使用可能なのかチェックしてみては・・・?
ところで、最近はコロナの影響で、遠くへの旅行などはちょっとしづらい状況が続いています。高速を使う機会もめっきり減った、という方も多いと思います。早くコロナが収束して、誰もが以前のように自由に出かけられるときが来てほしいものですね。