冬に向けて灯油ホームタンクの準備点検を
「いざ灯油を使う!という時に困らないように」
こんにちは。中部燃料油配送センターの原です。
まだまだ暑いこの季節、暖房に使う灯油のホームタンクのことなんて忘れてしまいますよね。
ですが、信州の秋は短い!あっという間に寒い季節がやってきます。
寒くなってからいざ灯油を出そうとしたら・・・あれっ?なんてことが無いようにホームタンクの簡単な点検をしておきましょう。
点検その1「小出し口から灯油が出るか」
「小出し口から灯油が出ないよ~」というのは寒くなってきて灯油を初めて使う時にかなり多いお問合せです。
修理に伺い、「去年は使えていた・今年初めて使った」という場合ほとんどの原因が「虫」による巣作りです。
ハチの仲間が夏の間にホースの先端から進入してバルブ内付近に巣を作ってしまうことがあります。
種類にもよりますが、土や繊維のような物を詰めてしまうので当然灯油は出なくなります。
バルブ周りを分解するとサナギが出てきますよ(笑)
使いたいときにすぐ灯油が出せないと困りますので、寒くなる前に灯油が出るか一度確かめることをお勧めします。
夏の間はホースにカバーをしておくのも良い対策ですね。
点検その2「タンクは傾いていないか」
「タンクが傾いてしまった~」というのも多くいただくお問合せです。
4本の足をコンクリートブロック等の上に置いているだけの場合、地面のゆるみ・凍み上がりにより一部が沈み込んでしまうことは良くあります。
傾いたままタンクを使い続けるのは非常に危険です!キチンと整地して専用の土台に固定しなくてはなりません。
気温の低下で地面が凍みあがり凍結してしまった場合、地面を掘ったり整地することができず正確に水平を取ることができません。
ぜひ寒くなる前にご自宅のタンクが傾いていないか確認して下さいね。
点検その3「灯油は滲んでいないか」
実際に灯油を使い始めると気になるのが、タンク下部の「油滲み・油漏れ」です。
設置の際にはしっかり締め付けてあった配管も、寒暖による金属収縮で長い時間をかけて緩んでくることがあります。
また、タンクフィルターがプラスチック製の場合は紫外線による経年劣化でヒビが入り油漏れを起こすことがあります。
どちらも修理可能ですが、油漏れは大変危険ですし冬季は修理依頼が殺到する場合があります。
できるだけ早めに点検して直してしまいましょう!
信州の長い冬を安心して過ごすためにも、灯油タンクについて何か不安なことがありましたらオートパル各配送センター、各給油所へお問い合わせを頂ければ迅速に対応いたします。
お気軽にご相談下さい。