「油を売ってます」のお話
春の訪れは花粉で感じます。
こんにちは、フラワーロード駒ヶ岳SSの青木です。
駒ヶ根IC下のスタンドで日々油を売っております。
なんだか聞こえが悪いですが、無駄話をしている訳じゃありません。
「油を売る」というのはその昔、灯火油や髪油を扱う人を指した言葉だそうです。
当時は油桶を担いで町を売り歩いては、升でお客さんが持ってきた容器に入れて差し上げる、という量り売りスタイルでした。
水と違って粘り気がありますので、お客さんの器へ移すのには少々時間がかかります。それに掬った升の外側にも油がつき、そのまま注いでは代金以上の油を渡してしまいますから、油売りは上手く油が切れるまで待ちます。その間お客さんを退屈させない為、事前に仕込んだ話題から世間話を繰り広げた訳です。
つまり油屋さんの接客術兼倹約術だったのですが、傍から見れば仕事もそこそこにお喋りしている風に見えたのでその様子を「油を売る」と言う様になったそうです。実際はトークの上手な、情報通な油売りにはお得意様がついたのでは?
荏胡麻(えごま)の油から質の良い菜種の油へ、やがて食用油へ需要が移っていきました。菜の花畑が天下の台所大阪から江戸へと広がっていった様に、油商人の仕事は尽きることなく、気楽に見せても毎日大忙しだったのではないでしょうか。
という訳で、私が店先で一見ぼんやりしていても優しくしてください。てへ!
給油以外にもカーケア用品について、周辺の案内などもお気軽にお尋ねくださいね。
3月はデポジットクリーナーが特価です。どんなものかは以前の記事をご覧ください!
それともうひとつ。4月1日から夏用タイヤの価格が上がります。
主要な国産メーカーは軒並み値上がりしますので、夏タイヤの新調を考えている方は3月中のご予約をお勧めします。勿論今履いているタイヤの状態を見て欲しい、見積りだけでも、といったご相談も大歓迎です!