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使わない時期はホームタンク内の灯油はどうしたら良い?!

2021年11月15日

こんにちわ、本社燃料課の桒澤です。
だんだんと暖かくなってくるこの季節、「使わない時期はホームタンク内の灯油はどうしたらいいですか」というお問合せを多く頂きます。
ホームタンクや灯油を大切にお使い頂いているからこそのお問合せですね。

使わないから空っぽにしておいたほうが良い?
灯油も悪くなるでしょ?

そう思われる方は多いかもしれません。

ですが、正解は「春から冬までは満タンで保管」です。

主な理由は湿度の高い夏季にタンク内の空間及び内壁面積を減らしたいというものです。

ホームタンク内には僅かずつではありますが水分が溜まります。
主にタンク内部と外気との温度差で起こる結露が原因ですが、給油口から直に覗いて(懐中電灯等使用)目視することで確認することができます。
水と油の分離で境界線が見えますのですぐ解ります。
タンク底部にさび色や、赤黒く変色しているのも水分の兆候です。

後述しますが、タンクに水が溜まることはリスクでしかありません。そのため「満タン保管」をおすすめしています。

ホームタンクの内部の下部には水が溜まってもすぐに水分が配管に流出しないように立ち上げ配管があります。
タンク容量によりますが10Lほど水分を溜めておくことができます。
ですが、そのままにしておくとタンク下部が腐食し穴が開いてしまうこともあります。

すでに大量の水分やサビが溜まってしまっている場合は、タンクを交換しなくてはならない場合もありますが、日頃のお手入れとして「灯油タンク専用水抜き剤」があります。
成分は主にアルコールです。
水と油の間に、特殊なアルコールを挟むことで灯油にアルコールの力を借りて水分を溶かして一緒に燃やしてしまおうという物です。

年に一度1本ホームタンクに入れるだけで、水分にまつわる様々なトラブルを防止することができますのでかなりお手軽です。

各配送センター、スタンドへお問い合わせを頂ければご用意いたしますのでお気軽にご相談下さい。

ちなみに4月~10月位の半年程度の保管でしたら、100ℓ~500ℓのホームタンクであれば灯油に悪影響はありません。

ご注意頂きたいのは、ポリタンクやストーブのカートリッジタイプのタンクです。
灯油は紫外線や酸化が原因で変質していきます。これが少量であるほど早く進みやすいので、ポリタンクやストーブカートリッジはシーズンオフまでには使い切ってください。

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